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膝の受動的可動域|基本的AROM評価
受動的可動域評価の目的は、関節の骨運動学的な動きを評価し、可動域を度単位で評価し、可動域が制限されている場合はエンドフィールを評価することである。 この表で、さまざまなエンドフィールを見つけることができる。
van氏によるシステマティック・レビュー Trijffel et al. (2010)は、膝関節の屈曲と伸展を視力またはゴニオメーターで測定した場合、評価者間の信頼性は許容範囲から優れていると結論づけている。 より最近の研究では、次のようなものがある。 Mehtaら (2017)は、デジタルゴニオメーターとスマートフォン用インクリノメーターを用いて膝関節の屈曲・伸展ROMを評価し、評価者間・評価者内の信頼性が良好~優れており、アナログ機器よりも一貫して優れていたと報告している。
屈曲だ: 135°
屈曲の受動的可動域評価を行うため、患者は仰臥位になる。 患者の脚を股関節で90°に曲げ、その位置を片方の手で大腿骨遠位端に固定する。 もう一方の手は脛骨遠位端をつかみ、最大屈曲を行う。 そして最終的な感触を評価する。
延長する: 15°
伸展の場合、患者は仰臥位になり、脚はベンチの上に平らに置く。 片方の手で大腿骨遠位部を固定し、もう片方の手で脛骨遠位部を内側からつかみ、受動伸展を行う。
脛骨を内側からつかむことで、膝関節伸展端で「スクリューホーム」機構を起こすことができる。
内部/外部ローテーション: 20-30°/30-40°
内旋と外旋では、患者は仰臥位をとる。 この2つの動きは、膝を完全に伸展・屈曲させるためには重要だが、最小限の動きである。
患者の股関節と膝を90°に曲げ、その位置を片手で固定する。 もう一方の手で足底をつかみ、距腿関節を最大背屈させ、足底を回転のテコとして使う。
次に脛骨を内旋、外旋させる。
膝蓋骨の可動性:
患者は仰臥位で脚を完全に伸ばした状態である。 ここから両手の親指で膝蓋骨を押すと、膝蓋骨は容易に内側方向に滑動する。
人差し指で押して横方向に滑らせる。
人差し指と親指で押すか、梨状骨を使って遠位側に滑らせる。
人差し指と親指で押して近位に滑らせる。
膝の能動的可動域評価の方法を知りたい方は、こちらをクリックしてほしい。
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参考文献
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