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カッパ値の説明|理学療法における統計学
この記事を読む前に、信頼性というトピックについてよく理解しておく必要がある。 信頼性についてはこちらの記事をご覧いただきたい。 精度または評価者間信頼性は、しばしばカッパ統計量として報告される。 カッパ値は、2人以上の独立した観察者が同じものを評価するあらゆる状況における一致度を定量的に測ることができる。 例えば、2人の理学療法士が100人の患者の腰椎L5の可動性低下を評価しているとする。
理学療法士1と理学療法士2は、60症例で患者が低可動性であり、15症例で低可動性でないという意見で一致している。 しかし、両者が無作為に患者を評価すれば、偶然に一致することもある。 Kappa値はこのチャンスを考慮に入れている。 これは、「観察された一致度」と呼ばれる、実際に存在する一致度と、「期待される一致度」と呼ばれる、偶然に予想される一致度を比較して算出される。
期待される一致度は、次の式で計算される:フィジオ1の肯定的な回答とフィジオ2の肯定的な回答を掛け合わせる。 つまり、100分の70と100分の75があり、この2つの値を掛け合わせる。
そして、フィジオ1の否定的な回答(30)とフィジオ2の否定的な回答(25)を足して100で割って掛け合わせると、0.525+0.075となり、期待される一致度は0.6となる。
さて、最後にカッパ値を計算してみよう。 つまり、実際の結果P0を0.75とし、期待される結果0.6を差し引き、1マイナス期待される結果、つまり1マイナス0.6で割るのだ。 そうすると、カッパ値は0.375となる。
では、カッパ値0.375は何を意味するのだろうか? Landis & Koch (1977)による一般的に使用されている尺度によると、これは2人の理学療法士が、どの患者が運動機能低下症で、どの患者がそうでないかについて公平に合意していることを意味する。 κの値が0以下であれば全く一致しないことを意味し、1であれば「完全一致」を意味することに注意されたい。
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