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大転子触診|臀部腱症(GTPS)
大臀筋腱症は、大転子痛症候群(Great trochanteric pain syndrome、GTPS)と呼ばれ、股関節外側部痛の鑑別診断に含まれる。
グリマルディら (2016)は、臀部腱症を示すMRI所見と対比したさまざまな診断テストについて、診断精度の研究を行った。 触診の感度は80%、特異度は46.7%であった。 この検査は、本研究で最も感度の高い検査であり、陰性尤度比が0.43であることから、臀部腱症を除外するための臨床的価値は中程度とした。
グリマルディら (2016) の記事を参照されたい。 ファルベイら (2008)は、大転子周囲の構造の触診の体系的なアプローチについて述べている。 大転子を''時計の文字盤''に見立てると、筋肉は以下のように挿入される:12番で中殿筋とその下にある滑液包、1番で小殿筋とその下にある滑液包、2番から6番までは大殿筋が重複して挿入され、外側広筋はこの外側に生じる。 7と8の間に大腿四頭筋、8-10に腸骨筋と内反骨筋の結合腱、10-11に梨状筋の丸みを帯びた腱が挿入されている。
患者は臀部を60度程度に屈曲させ、膝を揃えて患部のない側に横たわる。 次に、大転子周囲の構造を触診し、中殿筋腱や小殿筋腱の挿入部を触診して、患者の股関節外側の痛みの再現性を探す。 痛みはNPRSで少なくとも2/10以上でなければならない。
臨床現場で最も有用な整形外科検査21項目
臀部腱症を評価する整形外科的検査としては、他に以下のようなものがある:
参考文献
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